韓国軍合同参謀本部は5日、北朝鮮の黄海北道・沙里院付近から午前7時半ごろ、日本海に向けて数発の短距離弾道ミサイルが発射されたと発表した。

 日本政府関係者によると、日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したという。海上保安庁は、今後の情報に留意するとともに落下物を認めた場合、船舶は近づくことなく、関連情報を通報するよう呼びかけている。

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹の金与正(キムヨジョン)・朝鮮労働党副部長が4日付で、日米韓が3日に行った合同の空中訓練を非難する談話を出しており、この訓練に反発した可能性もある。

 日米韓は3日、北朝鮮が10月31日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことへの対応だとして、米軍のB1B戦略爆撃機が参加して合同で空中訓練を実施していた。(矢島大輔、ソウル=貝瀬秋彦)

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