国連安全保障理事会=ロイター

【ニューヨーク=共同】国連安全保障理事会は4日、北朝鮮による10月31日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を協議する緊急会合を開いた。要請した日米韓などは安保理決議違反だとして発射を強く非難した。北朝鮮との軍事協力を強化するロシアは、米国が朝鮮半島の緊張を激化させていると強調。中国も北朝鮮を擁護し、日米韓と中ロが激しく対立した。

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会合で米国のウッド国連次席大使はロシアと中国が北朝鮮を擁護し続けているため、北朝鮮は安保理決議違反を気にしなくなったと指摘。ロシアに派遣された北朝鮮兵とウクライナ軍の交戦はまだ確認できていないとした。日本と韓国も北朝鮮のミサイル発射を批判した。

ロシアの代表は、米国が意図的に朝鮮半島の緊張状態をつくりだしていると主張。中国は、米国と北朝鮮の信頼関係の欠如に問題があると語った。参加した北朝鮮の金星国連大使は、ミサイル発射は「正当で合法的な自衛権の行使の一環だ」と正当化した。

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