北朝鮮のキム・ジョンウン総書記の妹、キム・ヨジョン氏は5日、国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表しました。

この中で、北朝鮮が最新型のICBM=大陸間弾道ミサイルだとするミサイルを発射したことを受けてアメリカと韓国の空軍、それに日本の自衛隊が3日、韓国南部・チェジュ島(済州島)の東側の上空で共同訓練を行ったことについて、「わが国に対する、最も敵対的で侵略的な行動だ」と非難しました。

そのうえで、「われわれが実行する核戦力強化の正当性を立証するものだ」として改めて核・ミサイル開発を推し進めていくことを強調しました。

さらに、「敵の軍事的狂気が募るほど、わが国の動きと強度も正比例する」として、今後も強硬な姿勢を続けることを示唆しました。

防衛省によりますと、北朝鮮は5日午前7時半から7時39分ごろにかけて北朝鮮西岸付近から複数の短距離弾道ミサイルを発射していて、キム・ヨジョン氏の今回の談話はこの発射に先立って発表されていました。

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