ロシアのプーチン大統領はことし1月、ロシア軍などと契約を結んだ外国人とその家族が簡単な手続きでロシア国籍を取得できるようにする大統領令に署名しました。

これに関連し、ロシア内務省の報道官は3日、SNSで、ウクライナへの軍事侵攻に参加する外国人3344人が、ことしに入ってロシア国籍を取得したと発表しました。

ロシアでは、プーチン大統領がおととし予備役の動員に踏み切りましたが、国民のあいだで不安や不満が根強く、戦闘が長期化する中で、希望する外国人にロシア国籍を与えることで不足する兵力を補おうとしている実態が浮き彫りになりました。

こうした中、ロシア国防省は3日、ウクライナ東部ドネツク州で、要衝のポクロウシク近郊の集落を掌握したと発表し、ロシア軍がウクライナ東部で攻勢を続けているとみられます。

また、東部ハルキウ州の警察当局によりますと4日未明、第2の都市ハルキウでロシア軍の滑空爆弾による攻撃があり、14人がけがをしたということで、ウクライナでは、ロシア軍の攻撃による被害が拡大し続けています。

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