【エルサレム=共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は2日、世界保健機関(WHO)と共にパレスチナ自治区ガザ北部でポリオ予防接種を再開した。パレスチナ通信は、予防接種をしていた医療施設がイスラエルの無人機に攻撃され、子ども3人が負傷したと報じた。
ガザでは8月、25年ぶりにポリオ感染が確認された。9月に1回目の予防接種に乗り出し、接種率9割を達成。2回目は10月14日に始まったが、北部では戦闘が激化したため延期していた。
一方、パレスチナ通信は2日、イスラエル軍がガザ中部ブレイジ難民キャンプを空爆し5人が亡くなったと報じた。ガザ保健当局によると、昨年10月の戦闘開始以降のガザ側死者は4万3千人を超えている。
イスラエル軍は2日、レバノン南部を空爆し親イラン民兵組織ヒズボラの司令官を殺害したと発表した。イスラエルメディアによると、イスラエル軍はレバノン北部でヒズボラ関係者を拘束した。
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