ロシアのラブロフ外相は28日、モスクワでのクウェートの外相との共同記者会見で、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに北朝鮮の部隊が派遣されていることに関連し、記者団から「このうわさに基づきヨーロッパの国々が、ウクライナへの軍の派遣を呼びかけていることをどう思うか」と質問されました。

これに対しラブロフ外相は、派遣の事実関係については触れず、「プーチン大統領はウクライナ軍に欧米の軍人が加わって戦っているという具体的な情報を何度も示してきた」と指摘しました。

その上で、「何かを口実にして、ウクライナに軍隊を派遣するという欧米のこうかつな言い分は、これまでに続けてきたことを、今になって正当化しようとしているにすぎない」と述べ、欧米をけん制しました。

こうした中、ロシア国防省は28日、ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍が要衝ポクロウシク近郊の集落を掌握したと発表し、ロシア軍がウクライナ東部で攻勢を続けているとみられます。

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