【サンパウロ=共同】ウルグアイで27日、現職の中道右派ラカジェポー大統領の任期満了に伴う大統領選が行われた。11人が立候補し、事前の世論調査では野党の中道左派、拡大戦線(FA)のヤマンドゥ・オルシ前カネロネス県知事(57)が優勢。同日夜(日本時間28日午前)にも大勢判明の見通し。
いずれの候補も当選に必要な過半数を得票できない場合、上位2人が11月24日の決選投票に進む。最近の調査では、オルシ氏が支持率44%で首位。ラカジェポー政権で大統領府長官を務めた与党の中道右派、国民党のアルバロ・デルガド氏(55)が23%で2位。
この2人が決選に進むと、他の保守系候補がデルガド氏の支援に回ることが予想され、オルシ氏がリードを保つことができるか不透明になる。
主な争点は経済や治安対策で、27日は年金受給年齢引き下げの是非を問う国民投票、上下両院議員選も併せて行われた。
新大統領は来年3月1日に就任し、任期は5年。有権者数は約270万人。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。