イスラエル軍は25日にかけてもガザ地区の各地で攻撃を続けていて、南部のハンユニスでは住宅が爆撃され、地元の保健当局によりますと、子どもを含む38人が死亡したということです。
また、イスラエル軍はガザ地区北部でも集中的な軍事作戦を行っていて、ハマスの拠点を破壊し、数十人の戦闘員を殺害したと発表しています。
こうした中、アメリカ政府の働きかけで停戦や人質の解放に向けた協議が近く再開される見通しとなり、イスラエル政府は情報機関モサドのトップを27日にも仲介国のカタールに派遣すると発表しました。
一方、アラブ系のメディアは、ハマスの代表団が、24日、同じく仲介国のエジプトを訪れ、協議の再開に向けて意見を交わしたと伝えています。
この中でハマスの代表団は「協議の再開にはイスラエル軍がガザ地区北部での虐殺を直ちにやめることが必要だ」との立場を示したということです。
停戦に向けたこれまでの協議では、ハマスの壊滅を目指すイスラエル側と、完全な停戦とイスラエル軍の撤退を求めるハマス側との溝が埋まらず、何度も行き詰まってきた経緯があり、協議の行方は依然見通せない状況です。
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