ロシア下院は24日、北朝鮮と6月に締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」批准の前提となる法案を可決した。同条約は相互の軍事支援を規定している。近く上院で承認され、プーチン大統領の署名を経て成立する見通しだ。
プーチン氏が14日に批准法案を下院に提出していた。プーチン氏は6月に北朝鮮を訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)総書記との首脳会談で同条約を締結した。
両国の国内手続き後、批准書を交換した日に発効する。北朝鮮側の批准手続きの状況は明らかになっていない。
ロシアは長期に及ぶウクライナ侵略で北朝鮮から砲弾の提供を受けているとみられる。韓国の情報機関・国家情報院は18日、北朝鮮の特殊部隊1500人あまりがロシア軍の部隊に駐屯していると発表した。派遣規模は総勢1万2000人に上ると推定する。
米国のオースティン国防長官は23日、北朝鮮がロシアに軍隊を派遣した証拠があると表明した。米政府高官は10月上旬から中旬に少なくとも3000人の兵士がロシア東部に入り、訓練を受けているとの分析を明らかにした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。