イスラエル軍は、24日も隣国レバノンの首都ベイルート近郊のイスラム教シーア派組織、ヒズボラの拠点などへの激しい攻撃を続けていて、武器庫や武器の製造工場を破壊したとしています。
現地からの映像では、夜間に市街地で大きな爆発が起き炎と煙が立ち上る様子が確認できます。
またイスラエル軍は、ガザ地区北部のジャバリアなどでも攻勢を強めています。
この地域ではこれまでに2万人以上の住民が避難を余儀なくされ、WHO=世界保健機関が予定していたポリオワクチンの接種が延期されるなど、人道状況がより一層、悪化する事態となっています。
さらにシリアの国防省は24日、首都ダマスカスと中部の都市ホムスの軍事施設などがイスラエル軍による空爆を受け、兵士1人が死亡したと発表しました。
イスラエル政府はこの攻撃についてコメントしていませんが、これまでも敵対するイランの支援を受けるシリアの武装勢力の拠点などに空爆を行ってきたとされています。
中東情勢をめぐっては、アメリカのブリンケン国務長官がイスラエルやアラブ諸国を訪れ、紛争のこれ以上の拡大を避けるよう働きかけていますが、イスラエル側は攻撃の手を緩める気配を見せていません。
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