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アメリカ大統領選挙は、来月5日の投票日まで22日であと2週間となります。
全米の世論調査の平均では与党・民主党のハリス氏が、返り咲きを目指す共和党のトランプ氏を僅差で上回っていますが、選挙の行方を左右する7つの激戦州では、すべての州でトランプ氏がハリス氏をわずかながら上回っています。
ハリス氏は21日、激戦州のうち東部ペンシルベニア州と中西部のミシガン州、ウィスコンシン州の3州で選挙集会を予定しています。
このうち、ペンシルベニア州ではトランプ氏を批判してきた共和党のリズ・チェイニー元下院議員らとの対話型の集会を開き、ハリス氏は「私たちはこの国の進路を決める力を手の中に握っている。私はすべてのアメリカ人のための大統領となることを誓う」と述べて、党派を超えた支持を呼びかけました。
一方、トランプ氏は21日、先月下旬にハリケーンで深刻な被害が出た激戦州のひとつ、南部ノースカロライナ州を訪問しました。
トランプ氏は記者会見で「ホワイトハウスによる対応はもっとうまくできたはずだ。私なら、いま問題を抱えている官僚的な障壁を切り開き、あなた方が自分の足で立ち上がれるよう力を尽くす。世界中から企業を誘致し、地域に繁栄を取り戻す」と述べてバイデン政権の対応を批判し、自分の方が災害からの復興の手腕にすぐれ、大統領にふさわしいと訴えました。
投票日まであと2週間となる中、選挙の行方を左右する激戦州での支持を広げるため両陣営とも総力を注いでいます。
支持率 極めてきっ抗
政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、全米を対象にした各種世論調査の平均では、今月21日時点で、
▽ハリス副大統領を支持するとした人は49.2%
▽トランプ前大統領を支持するとした人は48.3%と
その差は0.9ポイントしかなく極めてきっ抗しています。
一方で、大統領選挙の結果を左右するとされる7つの激戦州での支持率の平均値は今月21日の時点で、
▽トランプ氏が48.4%
▽ハリス氏が47.4%と
トランプ氏が1ポイント高く、7つの州すべてでトランプ氏がわずかに上回っています。
このうち、支持率のポイントの差が最も離れているジョージア州では、
▽トランプ氏が48.8%
▽ハリス氏が47%と
その差は1.8ポイントです。
ネバダ州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州、ノースカロライナ州ではその差が1ポイント未満となっていて、激しい競り合いが続いています。
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