【エルサレム=共同】パレスチナ自治区ガザの保健当局は20日、イスラエル軍が同日未明にかけて北部ベイトラヒヤで実施した攻撃の死者と行方不明者が計87人に上ると明らかにした。負傷者は40人以上。死傷者と行方不明者には大勢の子どもや女性が含まれている。軍は20日「初期調査の結果、数字は誇張で軍の情報と一致しない」と反発した。
軍は、イスラム組織ハマス最高指導者シンワール氏の殺害後も北部を中心にガザ各地で攻撃を続行。戦闘収束の兆しは見えない。
軍はベイトラヒヤの攻撃に関し「民間人に被害を与えないようあらゆる手段を講じている」と主張した。ガザ保健当局は、昨年10月の戦闘開始以降のガザ側死者が4万2603人になったと発表した。
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