フィリピン中部のレイテ島では太平洋戦争中の1944年10月20日、連合国軍を率いたマッカーサー将軍がおよそ20万の大軍を率いて島に上陸し、2か月以上にわたり日本軍との間で激しい戦闘が繰り広げられました。

戦闘開始から80年を迎えた20日、犠牲者を悼む式典が開かれ、フィリピンに駐在する日本やアメリカの大使館関係者、それに地元の住民など700人余りが出席しました。

この中で日本の遠藤和也大使は花輪をささげたあと、「私たち日本国民は、現在と将来の世代のために二度と戦争の惨禍を繰り返さない決意だ」と述べて不戦の誓いを新たにしました。

レイテ島では当時、地上戦だけでおよそ8万の日本兵が命を落としたほか、地元の島民も数多く戦闘に巻き込まれて亡くなりましたが、詳しい犠牲者数などは分かっていません。

出席した地元の100歳の男性は、「父親が日本軍に殺されて悲しかった」と話し、フィリピンの犠牲者を悼む慰霊碑に花を手向けていました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。