民主党の大統領候補、ハリス副大統領は19日、激戦州の一つ、南部ジョージア州のアトランタで開かれた集会で演説しました。

この中でハリス氏は「トランプ氏は過去に目を向けている一方、私たちは未来に目を向けている。私たちは後戻りしない。トランプ氏は自分のことだけを考えている」などと共和党の大統領候補、トランプ氏の批判を繰り返したうえで、自身への支持を呼びかけました。

会場を訪れた55歳の女性は、「力強い演説だった。『私たちは前進し、新たなページをめくる』ということばが印象的だった。期日前投票であすハリス氏に投票する」と話していました。

ジョージア州は1996年以降、共和党の候補者が勝利してきましたが、前回2020年は、民主党のバイデン氏が共和党のトランプ氏をわずかな差で破り、28年ぶりに民主党が制しました。

最新の世論調査の平均値でジョージア州は、▽ハリス氏が47%、▽トランプ氏が48.8%と接戦が続いています。

ハリス氏は今月24日もジョージア州で集会を開き、民主党で今も根強い人気があるオバマ元大統領も駆けつける予定で、選挙戦が最終盤に差しかかる中、支持の底上げにつなげたい考えです。

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