岩屋毅外相は16日、エジプトのアブデルアティ外相と電話で協議した。岩屋氏はイスラエル軍による国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の拠点施設への侵入と攻撃を非難し「即時停戦と外交的解決への真摯な取り組みが必要だ」と強調した。

岩屋氏はアブデルアティ氏に中東地域の全面戦争に発展することへの「懸念」を示した。ガザ情勢を巡るエジプトや米国の外交努力を「支持する」と伝えた。両外相はイスラエルの人質解放と停戦の実現に向けて連携していくことを確認した。

岩屋氏は15日の談話でイスラエル軍によるUNIFILへの攻撃に「深刻な懸念」を表明。「国連のために行動する要員への攻撃は許されず、UNIFILの安全に対する全ての脅威を非難する」と訴えた。

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