マレーシアの首相を2度務めたマハティール・ビン・モハマド氏(99)が入院したことが16日、わかった。マハティール氏の事務所が同日、認めた。感染症の治療のためだとしている。
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事務所によると、マハティール氏は15日夕、せきの症状が確認され、国立心臓研究所で「下気道の感染症」と診断された。救急搬送ではなく、25日までの入院を予定しているという。
マハティール氏は16日と17日、副首相による名誉毀損(きそん)を訴えていた裁判に出廷する予定だった。現地メディアは、入院で出廷が困難になったとマハティール氏の弁護人が申し出たため、裁判は延期されたと報じている。
心臓に持病があるマハティール氏は近年、入院を繰り返している。(バンコク=伊藤弘毅、ジャカルタ=半田尚子)
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