【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(10月12日の動き)

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ウクライナ軍 “燃料の貯蔵施設を新たに攻撃”

ウクライナ軍は12日、ロシアが支配するウクライナ東部ルハンシク州にある燃料の貯蔵施設を新たに攻撃したと発表しました。施設では主にロシア軍に供給される石油や石油製品が保管されていたということです。

一方、国営のロシア通信は、ウクライナの無人機による攻撃で施設で火災が発生したが、消火されたと伝えました。

ウクライナ軍は先月、ロシア各地の4か所の弾薬庫に対する攻撃を成功させたと発表しています。

また、今月7日にはロシアが一方的に併合した南部クリミアにある石油ターミナルへの攻撃に成功したと発表したほか、9日にはロシア南部のクラスノダール地方にある、およそ400機の無人機が保管されている施設を攻撃したと発表しました。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、弾薬庫などへの攻撃が繰り返されれば、ロシア軍は軍事侵攻を支える調達や補給の見直しを迫られる可能性があると指摘していて、ウクライナ軍にはロシア軍の後方支援に打撃を与えるねらいがあるとみられます。

米のウクライナ系住民 侵攻後初の会議

アメリカに住むウクライナ系の人たちが集まる会議が、ロシアによる軍事侵攻後初めてアメリカ東部で開かれ、継続的な支援のあり方やアメリカ大統領選挙の影響などについて意見が交わされました。

この会議はウクライナ系アメリカ人で作る団体が4年に1度開いているもので、東部ペンシルベニア州で12日、開かれた会議には全米からおよそ150人が参加しました。

ロシアによる侵攻後初めてとなる今回の会議では、アメリカのウクライナ支援のあり方について意見が交わされ、▼必要な物資の優先順位などを戦略的に示すことが重要だという意見が出されたほか、▼アメリカ国内でもロシアによる偽情報の拡散が大きな脅威だとして、支援の必要性を粘り強く働きかけることが大切だという声があがりました。

また、来月のアメリカ大統領選挙の結果が今後の支援に大きく影響する可能性があるとして、対応が必要だという意見も相次ぎました。

ペンシルベニア州から参加した女性は「いまは爆弾による攻撃も日常茶飯事のように受け止められている。もっと関心を持ってもらうことが必要だ」と話していました。

団体の会長を務めるアンドリー・フテヤさんは大統領選挙について、「アメリカがウクライナの支援を続けるかどうかの方向性を決める重要な選挙だ。誰が勝とうとも私たちはその政権と協力し、できる限りのことをしていく」と話していました。

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