中国の国家統計局が13日発表した先月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.4%上昇しました。
中国の消費者物価指数がプラスとなるのは8か月連続で、生鮮野菜や豚肉といった食品が値上がりしたことなどが主な要因です。
その一方、消費者の間で節約志向が強まる中、自動車やスマートフォンなどが値下がりしているほか、住宅販売の低迷で家具や家電製品の価格も下落しました。
あわせて発表された企業が製品を出荷する際の値動きを示す先月の生産者物価指数は、去年の同じ月と比べて2.8%の下落と、24か月連続のマイナスとなりました。
中国では、デフレへの懸念が依然としてくすぶる中、中央銀行が利下げなどの追加の金融緩和に踏み切ったほか、政府も新たな景気刺激策を実施する方針を示していて、今後、政府が物価の押し上げにつながる効果的な対策を打ち出せるかが焦点となります。
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