ウクライナのゼレンスキー大統領は、イギリス、フランス、イタリアを訪問したのに続き、11日、ドイツの首都ベルリンを訪れ、ショルツ首相と会談しました。
会談に先立つ記者会見で、ゼレンスキー大統領は、ロシアによる侵攻を終わらせ公正な平和を実現するためとしてまとめた「勝利計画」について「遅くとも2025年中にはこの戦争を終わらせ、侵略が繰り返されないことを保証するものだ」と述べ、欧米に軍事支援を継続するよう訴えました。
これに対し、ショルツ首相は「ウクライナへの支援を緩めるつもりはない」と述べ、ことしの年末までにベルギーなどの同盟国と、日本円にしておよそ2300億円規模の軍事支援を行うと表明しました。
当初、ゼレンスキー大統領は、ドイツで開かれる予定だった首脳級の会合で「勝利計画」を示すとしていましたが、アメリカのバイデン大統領がドイツ訪問を取りやめ、会合が延期されたことから、各国を個別に訪問して計画を説明しました。
訪問を終えたゼレンスキー大統領はビデオ演説で「仲間の国々が断固としてわれわれとともに立ち上がるのであれば、『勝利計画』は平和への懸け橋となる」と述べ理解を求めました。
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