【モスクワ=共同】ロシア外務省は11日、自衛隊と米軍が10月下旬から11月上旬にロシアに近接した北海道などで実施する日米共同統合演習「キーン・ソード」に対し「断固とした抗議」を在ロシア日本大使館に伝達したとの声明を発表した。
日本大使館は抗議は受け入れられないと反論。9月に起きたロシア軍機による北海道・礼文島沖の領空侵犯の再発防止を改めて求め、日本周辺での中ロ両軍の共同行動に重大な懸念を伝達した。
ロシア側は、演習を「断じて受け入れられない」と表明。演習にはオーストラリア軍も参加することから「演習の規模は北大西洋条約機構(NATO)非加盟国が参加するなど年々拡大している」と批判し、極めて遺憾だと伝達したという。
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