ロシアのプーチン大統領とイランのペゼシュキアン大統領は11日、国際会議への参加のため訪問した中央アジア・トルクメニスタンの首都アシガバートで会談しました。

両首脳が対面で会談するのは、ペゼシュキアン大統領の就任以降今回が初めてで、この中でプーチン大統領は「われわれは国際的な舞台で積極的に協力しており、世界で起きている出来事への評価はしばしば非常に近く、一致することさえある」と述べました。

これに対し、ペゼシュキアン大統領は「われわれは日々、関係を強化し、互いに助け合うべきだ。国際社会での立場も似ている」と応じ、両首脳は、国際問題に対応するにあたって両国の一致点は多いという認識で一致しました。

その上で、両首脳は、今月22日からロシア中部の都市カザンで開かれるBRICSの首脳会議に合わせて会談するとして、今後もさらに関係を強化していくことを確認しました。

ロシアはウクライナ情勢をめぐって、イランは中東情勢をめぐって、それぞれ欧米との対立を深めているほか、イランはウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対し、無人機やミサイルを供与しているとされ、欧米などは今後の連携強化を懸念しています。

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