4日に発表されたアメリカの先月の雇用統計の内容を受けて、労働市場の減速への懸念が後退し、投資家の間では景気が堅調に推移しているという見方が広がりました。

ニューヨーク株式市場では買い注文が優勢となり、ダウ平均株価の終値は前日と比べて341ドル16セント高い、4万2352ドル75セントで、4日ぶりに最高値を更新しました。

市場関係者は「雇用統計の内容は、景気が悪化せずにインフレが収束する『ソフトランディング=軟着陸』への期待を高める材料になった。さらに、アメリカ東部などの港で行われていたストライキが終結し、年末商戦を控えた小売業などへの影響が回避されたこともプラスの取り引き材料となった」と話しています。

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