アフガニスタン問題を担当するカブロフ大統領特使は4日、タリバンのテロ組織指定の解除について「主要な決定は、すでにロシアの最高指導部によって下された」と述べました。

正式な解除は、法的な手続きを経て、近く発表される見通しだとしています。

また、ロシアのラブロフ外相は4日、タリバン暫定政権のムッタキ外相代行も出席して、モスクワで開かれた国際会議で「アフガニスタンの現政府と現実的な対話を維持していく必要性を確信している。この地域の安全保障や経済発展に資するものだ」と述べました。

そのうえで「西側諸国に対し、アフガニスタンの紛争後の復興に対する責任を持ち、制裁を解除し、カブールから盗まれた資産を返還するよう強く求める」と述べ、アフガニスタン中央銀行の国外資産の凍結などを解除するよう求めました。

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