ニューヨークの国連本部では26日、アラブ諸国の首脳らと、国連安保理の理事国の国連大使らとの会合が開かれました。
この中でイラクのフセイン外相はレバノン情勢について、「戦争の継続はこの地域に混乱と大惨事を引き起こすと国連に警告したい」と訴えました。
また、サウジアラビアのファイサル外相は、「私が問いたいのは、安保理が流血を終わらせる措置を取れるかどうかだ」と述べ、停戦に向けた実効性ある措置を求めました。
これに対し、アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は「今週、多くの国の指導者がガザ地区について語り、罪のない民間人の苦しみを終わらせることができない国連と安保理に対して、率直で強い批判を展開した。私は彼らのいらだち理解し共有する」と述べて、安保理への不満を受け止めていました。
また、今月の安保理議長国スロベニアのファヨン外相は「安保理が持つ力を使うことは私たちの共同責任だ」と述べ、安保理として一致した対応をとれるよう取り組む考えを強調しました。
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