9月7日にオーストラリア東部ブリスベンの空港で日本人の男4人が、14万本余りのたばこを申告せずに持ち込もうとしたとして、国境警備当局に摘発されていたことが関係者への取材でわかりました。
4人は、観光客として入国しようとし、スーツケースの中に大量のたばこを隠していたということです。
オーストラリア政府は喫煙者を減らそうとたばこへの増税を行っていて、代表的な銘柄のたばこは1箱25本入りでおよそ50オーストラリアドル、日本円でおよそ5000円となっていて、この10年で2倍以上となっています。
こうした中、外国からオーストラリア国内にたばこを密輸しようとして摘発されるケースが相次いでいて、ことし7月以降、摘発された日本人は合わせて24人にのぼり、このうちの1人は「報酬をもらうはずだった」と述べたということです。
オーストラリアの国境警備当局のマッカーン担当官は、NHKの取材に対し「違法なたばこは組織犯罪を助長し、収益源にもなっている」として、取締りを強化する考えを示しました。
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