イスラエル軍は26日にかけて、レバノン南部などでヒズボラの武器庫やロケット弾の発射台などおよそ75か所を攻撃したと発表し、双方の攻撃の応酬が続いています。
ロイター通信によりますと、レバノン側では25日のイスラエル軍の空爆で少なくとも72人が死亡したということです。
イスラエル軍が地上作戦の可能性にも言及する中、アメリカは25日、日本やフランスなどとともに共同声明を発表し、イスラエルとレバノンの国境地帯での21日間の停戦を呼びかけました。
これまでのところ、双方から公式な反応は出ていませんが、イスラエルのネタニヤフ政権で連立を組む極右政党の閣僚は反対を表明しています。
また、イスラム組織ハマスに連帯するヒズボラはガザ地区での停戦が実現しないかぎり、イスラエルへの攻撃を続ける姿勢をこれまでにたびたび示していて、事態を打開できるかは不透明な状況です。
イスラエルのネタニヤフ首相は27日、国連総会で演説する予定で、その内容に注目が集まっています。
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