首都カブールで警備にあたるタリバンの戦闘員=ロイター

【ニューデリー=時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は26日までに、今年ロシアが議長国を務める新興国グループ「BRICS」関連会議への出席を同国に要請したと明らかにした。中国など加盟国の一部は近年、アフガンへの投資に積極的な姿勢を示しており、経済協力を強化したい考え。

BRICS首脳会議は10月下旬にロシア中部カザンで開かれる。

暫定政権のフィトラト副報道官は公開したビデオメッセージの中で「BRICSは重要な経済資源を有する国々から成るフォーラムだ。参加意欲を持っている」などと述べた。出席要請に対するロシア側の反応は明らかになっていない。

人権抑圧に対する懸念から暫定政権をいまだ正統な政府と認めた国はないが、中国はアフガンの銅鉱山開発事業に進出。ロシアもタリバンの「テロ組織」指定解除を検討するなど、関係強化に動いている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。