ウクライナでは東部ハルキウで24日、集合住宅やパン工場などがロシア軍の滑空爆弾による攻撃を受け、ウクライナ当局は3人が死亡、35人が巻き込まれたと明らかにしました。

また東部ドネツク州の要衝ポクロウシクでは24日、ロシア軍の砲撃により2人が死亡したと発表し、市民の犠牲が相次いでいます。

ポクロウシク周辺ではドネツク州全体の掌握をねらうロシア軍が攻勢を続けていて、ウクライナ軍は25日、この1日でロシア軍の攻撃を25回阻止したと発表しました。

これについてイギリスの国防省は23日、ロシア軍がポクロウシクから8キロほどの場所にとどまっているとした上で、ウクライナ軍が部隊を追加投入したことなどにより、この1週間はロシア軍の進軍が遅くなっていると分析しています。

一方、ウクライナ軍は先月上旬からロシア西部クルスク州で続ける越境攻撃をめぐり23日、新たな地点で国境を越えたと主張しました。

これに対しロシア国防省は24日、ウクライナ軍による新たな越境の試みを撃退したと発表しており、双方の攻防が続いています。

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