ミャンマーでは今月上旬に発生した大雨の影響で洪水や土砂崩れが各地で発生し、国営メディアは、これまでに293人が死亡し、16万棟を超える住宅が浸水などの被害を受けたと伝えています。
20日、NHKの取材に応じたWFPミャンマー事務所のサミュエル・クレンドン氏は、これまでに50万人が被災したとした上で「一連の洪水が人々の食料の調達に影響を及ぼしていることに深刻な懸念を抱いている」と述べました。
そして、戦闘が続く地域でも大きな被害が出ているものの、食料などの支援物資を届けることが困難になっているとして「人道支援物資が必要とするすべての被災者のもとに届くよう、戦闘を行っているすべての当事者と交渉している」と述べ、軍や民主派勢力側などへの働きかけを強めていく方針を示しました。
また国際社会に対しては、ミャンマーの食料不足がさらに深刻化するおそれもあるとして、支援への協力を呼びかけました。
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