北朝鮮のチェ・ソニ外相は20日、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで開かれている国際会議で講演し、ロシアによるウクライナ侵攻について「欧米諸国の数十年にわたる敵対的な政策によってロシアの安全保障上の利益が侵害された結果だ」と主張しました。

そのうえで「われわれはロシアが勝利し、平和と安定を確保することを確信している」と述べ、改めてロシアを支持する考えを表明しました。

一方、国営のロシア鉄道は、新型コロナウイルスの影響で停止していたロシア極東の沿海地方と北朝鮮を結ぶ旅客列車の定期運行を、ことし12月に再開させると発表しました。

再開されるのは、双方の国境近くにあるロシア極東のハサンと北朝鮮のトゥマンガン(豆満江)を結ぶ列車で、観光客の増加を目指すということです。

ロシアと北朝鮮はウクライナヘの軍事侵攻後、軍事的な協力を深めているほか、ことしになってロシアから北朝鮮への観光ツアーが再開されるなど経済面での関係も強化しています。

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