【ニューヨーク=斉藤雄太】米連邦準備理事会(FRB)が18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の大幅利下げを決めたのを受け、同日のニューヨーク外国為替市場では対ドルの円相場が上昇した。一時1ドル=140円台半ばまで上昇し、FOMCの結果公表前から1円以上、円高方向に振れた。
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今回のFOMCではFRBが4年半ぶりの利下げを決めることが確実視される一方、利下げ幅が通常の0.25%か2倍の0.5%かを巡って市場参加者の見方は割れていた。事前に市場の織り込みが十分進まず、FOMC後の相場変動がやや大きくなった。
日銀が利上げ姿勢を示すなか日米の金利差の縮小が意識され、円相場は米東部時間午後2時(日本時間19日午前3時)のFOMCの結果公表後に一時、1ドル=140円50銭台まで上昇した。直前は142円前後で推移していた。
同日発表したFOMC参加者の政策金利見通し(中央値)では年内残り2回の会合で計0.5%の利下げを見込み、今後は1回あたり0.25%の利下げペースになることを示唆した。市場の一部が見込んでいたほど積極的な利下げを続けないとの見方からドルが買い戻され、円相場は141円台に押し戻される場面もあった。
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