EUの執行機関、ヨーロッパ委員会のフォンデアライエン委員長は17日、閣僚にあたる委員の体制案を発表しました。

この中では、ヨーロッパ域内で防衛産業の投資促進や生産能力の強化に向けて防衛・宇宙担当のポストを新たに設置し、リトアニアの元首相、クビリウス氏を指名しています。

フォンデアライエン委員長は、記者会見で「防衛産業の基盤を強化することが重要だ。ロシアによるウクライナへの侵攻という苦い経験から、最先端の技術がいかに大切かを私たちは思い知らされた」と述べ、新たな体制案では安全保障面を重視していることを強調しました。

また新たな体制案では、EUの首脳会議からすでに指名されているフォンデアライエン委員長をはじめ27人の委員のうち4割にあたる11人が女性となっています。

ヨーロッパ議会の公聴会や投票を経て承認され、年内に新体制が発足する見通しです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。