ウクライナ軍が迎撃したロシア軍のイラン製無人機(7日、キーウ)=AP

【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、ロシア軍が9月前半だけで、イラン製の攻撃型無人機シャヘドを640機以上使って攻撃したと発表した。ウクライナ空軍によると、ロシア軍は15日夜から16日朝にかけても、56機のシャヘドで北部キーウ州を中心に攻撃。キーウ州当局者らによると、53機を撃ち落とした。

ウクライナメディアによると、デンマークのポールセン国防相は15日、今年中に米国製F16戦闘機をウクライナに追加提供すると明らかにした。今夏の供与に続く支援。追加する機数には言及しなかった。

ウクライナ軍は、デンマークを含む北大西洋条約機構(NATO)加盟国からのF16で防空態勢の強化を急ぐ考えだ。

ゼレンスキー氏は16日、無人システムに特化した軍の部門を設置する法案に署名した。無人機の活用が戦略的な優先事項だとして重視する考えを強調した。

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