攻撃続くパレスチナガザ地区 2回目ポリオワクチン接種へ協議

ガザ地区では16日もイスラエル軍の攻撃が続いていて、パレスチナの地元メディアは、ハンユニス西部への空爆で、少なくとも5人が死亡したと伝えています。

NHKガザ事務所が、ハンユニスのナセル病院で空爆の直後に撮影した映像では、頭から血を流した子どもやけがをした大人が、次々と搬送されてくる様子が写っています。

一方、ガザ地区では衛生環境の悪化からポリオの感染拡大が懸念されていて、今月1日からイスラエルとイスラム組織ハマスが、地域と時間を限定して戦闘を一時休止し、国連機関による大規模なワクチン接種が行われました。

UNRWA 清田明宏保健局長“子どもたちのために一刻も早い停戦を”

UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の清田明宏保健局長が16日、オンラインで日本メディアの取材に応じ、今月13日までにおよそ56万人の子どもにワクチンを接種したとしています。

そのうえで、来月中旬をめどに2回目の接種を開始できるよう、イスラエル側と協議を始めていることを明らかにしました。

清田保健局長は「このような異常な形での予防接種ではなく、正常な予防接種をしたい」と述べて、子どもたちの健康のためにも一刻も早い停戦が必要だと訴えていました。

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