アメリカの民間企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」は、今月10日、民間人4人を乗せてフロリダ州にあるケネディ宇宙センターから打ち上げられ、地球をまわる軌道を飛行しています。
宇宙船にはアメリカのIT企業の創業者ジャレッド・アイザックマン氏ら4人の民間人が乗っていて、日本時間の午後8時前、高度700キロ付近の宇宙空間で宇宙船のハッチが開かれました。
そして、アイザックマン氏ら2人が順番にスペースXが開発した宇宙服を着て、宇宙船の外に体を出す「船外活動」を行いました。
国の宇宙機関に所属しない民間人が宇宙空間での船外活動を行うのは宇宙開発の歴史上、初めてです。
今回の飛行はアイザックマン氏らが企画した「ポラリス計画」というプロジェクトの一環で、民間初の船外活動を行って新しく開発された宇宙服の性能を確かめるほか、通信用の人工衛星を使った実験などが行われる予定です。
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