防衛省統合幕僚監部は12日、ロシア軍の「Tu142」哨戒機2機が日本列島を一周する形で飛行したと発表した。領空侵犯は確認していない。ロシア軍機が日本列島を一周するような経路を飛んだのは2019年6月以来、およそ5年ぶり。
2機は島根県隠岐島沖から南下し、沖縄本島と宮古島の間を通り太平洋に抜けた。その後、日本列島を北上し、北海道沖からユーラシア大陸方面に飛行した。航空自衛隊の複数の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して監視した。
19年に一周した際には、沖縄県南大東島沖と東京都八丈島沖の領空を侵犯した。
ロシア軍は10日から日本海で中国軍も参加する大規模演習を始めた。防衛省は今回の飛行との関連について「確たることを申し上げられない」としている。
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