ウクライナ軍は、8月6日、ロシア西部のクルスク州への越境攻撃に乗り出しました。

一方、ウクライナ東部のドネツク州ではロシア軍が要衝ポクロウシクに迫っています。

地元の知事は5日SNSで、住民にバスを用意するとして退避を呼びかけました。

こうした中、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は5日、ロシア軍がポクロウシクの50キロほど南の町、ブフレダル付近でも大幅に攻勢を強め、周辺の集落を掌握しているとする分析を示しました。

ポクロウシクの掌握に向けて防衛に当たるウクライナ軍への圧力を強めるねらいがあると指摘しており、東部で苦戦を強いられているウクライナ側が攻勢を食い止められるかが焦点となります。

ウクライナ軍のシルスキー総司令官は5日、アメリカのCNNテレビのインタビューで「この6日間、敵はポクロウシク方面で1メートルも前進していない」と述べました。

また、ロシア軍がほかの地域に投入する戦力もそいでいるとして、ロシア西部への越境攻撃の戦略的な意義を強調しています。

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