ロイター通信は24日、イスラエルが南部のラファの住民を別の場所に退避させるために大量のテントを調達したと報じ、地上作戦の開始に向け具体的な準備を進めているとの見方が出ています。

これについてアメリカ、ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官は24日、記者会見で、先週、イスラエル側とオンライン形式で協議を行ったとしたうえで「われわれの懸念を話しただけでなく、ラファにおけるハマスの脅威に対処しつつ、イスラエルの長期的な安全を確保するには別の方法があるというわれわれの考えについて話し合った」と述べました。

そしてイスラエル側の高官と比較的近い時期に対面で協議するとの見通しを示したうえで「今後もわれわれの見解を訴え続ける」と述べて、引き続き作戦へ懸念を伝えていく考えを示しました。

またサリバン補佐官は、イスラエル軍が今月初めに部隊を撤収させた南部ハンユニスにある病院の敷地内に多数の遺体が埋められているのが見つかったことについて「非常に憂慮すべきものだ。われわれは答えを求めており、何が起こったのか正確に理解したい」と述べてイスラエル側に説明を求めていると明らかにしました。

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