動画共有アプリTikTokの運営会社は24日、EU域内ではフランスとスペインで先月始めた簡易版アプリ、「TikTok Lite」について、自主的に一部のサービスを停止すると発表しました。

停止するのは、動画を見たり、友人をアプリに招待したりすることでポイントを獲得でき、さらにネット上で使えるクーポンなどに交換できるサービスです。

EUはこのサービスに未成年に対する中毒性のリスクが懸念されるなどとして今月、調査を始め、TikTok側に情報を提出するよう求めていて、応じない場合は制裁金を科し、さらにこのサービスの停止を命じる用意があると厳しい姿勢を示していました。

自主的な一部サービスの停止について、TikTokは「示された懸念に対応する間の措置だ」としています。

今回の発表を受けて、EUのブルトン委員は「われわれの子どもたちはソーシャルメディアの実験用モルモットではない。TikTokの決定を留意する」と旧ツイッターのXに投稿しました。

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