ウクライナ軍参謀本部は29日、ロシア軍によるミサイル攻撃に対応していたF16戦闘機が、交信が途絶えたあと墜落し、パイロットが死亡したと発表しました。
F16が欧米側から供与されて以降、ウクライナ軍が墜落を発表したのは初めてです。
この発表に先立ち、アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」はF16が墜落したのは今月26日で、原因については、アメリカ当局者の話として「敵に撃墜されたわけではないようだ」とした上でF16の操縦経験が浅いパイロットを実戦に投入する危険性を指摘しています。
F16を巡ってウクライナ側は、ロシア軍と戦う上で不可欠だとして欧米側に供与を求め続けてきました。
ゼレンスキー大統領は今月4日、F16がウクライナに到着したことを発表したのに続いて、27日にはロシア軍による大規模攻撃を受けて戦闘任務に就いたことを明らかにしていました。
「ウォール・ストリート・ジャーナル」はウクライナにとって、数少ないF16の1機を失ったことは「大きな打撃だ」と伝えています。
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