西部アリゾナ州で23日、開かれた集会には、気温がおよそ40度の厳しい暑さにもかかわらず大勢の支持者が長い列を作り、およそ1万9000人が収容できる屋内施設は満席になりました。

演説でトランプ前大統領は、前日の22日にかけて中西部イリノイ州のシカゴで行われた民主党の全国党大会でハリス副大統領やオバマ元大統領が行った演説に触れ「昨晩、ハリス氏は私の名前を21回出した。私の名前以外、何も言っていない」と述べました。

その上で「『個人攻撃をしないで、政策の話をしよう』と言うが私をひどく攻撃した」としてハリス氏こそ国境管理や経済対策について語らず、個人攻撃をしていると主張しました。

また演説の途中ではこの日、選挙活動の中止とトランプ氏への支持を表明したばかりのロバート・ケネディ・ジュニア氏が登場し、会場からひときわ大きな歓声が沸き起こりました。

トランプ氏は、今週、党大会の開催でメディアの関心が民主党に注がれるなか、大統領選挙で激戦が予想される州で連日、集会を開いていて、改めてハリス副大統領との対決姿勢を強めています。

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