ことし2月に行われたインドネシアの大統領選挙で当選したプラボウォ国防相は、モスクワを訪れていて、7月31日、プーチン大統領と会談しました。
プーチン大統領は会談の冒頭「両国の貿易や経済の関係はパンデミックやロシアの周辺で起きているすべての出来事にもかかわらず、かなり順調に発展している。非常によい傾向で喜ばしい」と述べ、ウクライナへの軍事侵攻やそれを受けた欧米による経済制裁がある中でも2国間の経済関係が深まっていると評価しました。
これに対しプラボウォ国防相は「ロシアはわが国にとって重要な友人だ」と述べ、ロシアとの関係を重視していく姿勢を強調しました。
プラボウォ国防相はことし4月、当選後初めての外国訪問として習近平国家主席の招きで北京を訪れたのに続き、日本を訪問して岸田総理大臣とも会談していて、ことし10月の就任を前に外交活動を活発化させています。
プラボウォ氏はことし6月に行った演説で「世界のすべての国々と最良の関係を維持する非同盟のポリシーを守らなければならない」と述べるなど、各国との関係を維持しながら国益を最大化するバランス外交を継承する姿勢を示しています。
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