ボーイングは31日、経営トップのCEOの交代を発表しました。
2020年1月から4年あまりにわたって経営トップを務め、退任する意向を示していたカルフーンCEOの後任に、航空宇宙産業で35年以上の経験があるケリー・オルトバーグ氏(64)が今月8日付けで就任するということです。
ボーイングをめぐってはことし1月に、アメリカのアラスカ航空が運航する旅客機737MAX9の窓部分のパネルが飛行中に吹き飛ぶ事故が起き、再発防止に向けた対応を進めています。
あわせて発表されたことし4月から6月までの3か月間の決算は、事故と航空機の品質問題を背景に民間航空機の納入数が減ったことなどから、売り上げが前の年の同じ時期と比べて15%減少し、最終的な損益は14億3900万ドルの赤字、日本円でおよそ2150億円の赤字となりました。
厳しい経営環境が続く中、オルトバーグ氏は、安全性への信頼の回復と経営の立て直しに向けた難しいかじ取りを担うことになります。
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