韓国軍合同参謀本部は22日、北朝鮮の平壌付近から同日午後3時1分ごろ、日本海上に向けて「短距離弾道ミサイルとみられる飛行体」が数発、発射されたと発表した。

 防衛省も同日、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射された、と発表。日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したとみられるという。

 北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは、中距離級の弾道ミサイル1発が発射された4月2日以来。1月14日、3月18日にも短距離弾道ミサイルを発射しており、いずれもEEZ外に落下した。

 北朝鮮は弾道ミサイル技術を使った軍事偵察衛星について、今年中に3基打ち上げる方針を示している。

 防衛省は昨年4月から地対空誘導弾「PAC3」の運用部隊を沖縄県に、迎撃弾「SM3」を載せたイージス艦を東シナ海に展開する警戒態勢を続けている。(矢島大輔、ソウル=稲田清英)

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