アメリカのキャンベル国務副長官は10日、首都ワシントンでNHKの単独インタビューに応じました。
この中で、キャンベル副長官は「サイバーセキュリティーや偽情報の課題への対応や、共同生産などについて、インド太平洋の国々とより緊密に連携することを期待している」と述べ、NATOの首脳会議に出席する、日本、韓国、オーストラリア、それにニュージーランドの、インド太平洋の4か国と防衛産業の分野などで協力の拡大を確認する見通しを示しました。
そのうえで日本との関係について「日本とは重要な軍需品の共同生産などより緊密に連携できる分野があり、その協力関係を拡大、発展させることを目指している。4か国の枠組みだけでなく2国間での協力も前進させたい」と述べ、今月行われる見通しの日本との外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2+2」でさらに協議を進めたいという考えを示しました。
また、キャンベル副長官は、中国やロシア、北朝鮮をめぐる動きについて「NATOやその同盟国の努力に抵抗する用意があるというサインを送ろうとしていることは明らかだ」と述べ、警戒感を示しました。
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