インドのモディ首相は8日、ロシアの首都モスクワを訪問した。9日にプーチン大統領との首脳会談に臨み、両国の経済や軍事協力について協議するとみられる。モディ氏の訪ロは2019年9月に極東ウラジオストクを訪問して以来、約5年ぶりとなる。
モディ氏は8日午後(日本時間同日夜)にモスクワの空港に到着した。プーチン氏は郊外にある大統領公邸でモディ氏を迎え、公邸で非公式に会談した。ロシアメディアによると、両首脳はお茶を飲んで懇談し2国間の問題について話し合った。
9日にモディ氏とプーチン氏は閣僚らも参加する首脳会談を開く予定だ。モディ氏は滞在最終日となる同日、ロシア在住のインド人との会合や展示会にも足を運ぶという。
ロシア大統領府によると、首脳会談ではロシアとインドの関係発展に加え、国際的・地域的な議題についても協議するとしている。
モディ氏の訪ロは、ロシアが22年2月に開始したウクライナ侵略以降で初めてとなる。ロシアの侵略が長期化する中、モディ氏の発言に注目が集まる。
ロシアのウクライナ侵略について、モディ氏は22年9月にウズベキスタンでの上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせて開いた首脳会談では「今は戦争のときではない」とプーチン氏に懸念を表明していた。
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