11月のアメリカ大統領選挙を前にした初めてのテレビ討論会は、南部ジョージア州アトランタで日本時間の28日午前10時から行われます。

バイデン大統領とトランプ前大統領による直接対決は前回の大統領選挙以来、4年ぶりです。

全米を対象にした世論調査では2人の支持率はきっ抗しています。

テレビ討論会は、これまで夏に行われる民主・共和両党の党大会で正式に党の候補者として指名されたあとに行われてきましたが、今回は投票日の4か月余り前の、異例の早い時期に行われます。

バイデン氏はこれまで、トランプ氏の支持者が議会に乱入した事件などを取り上げ、民主主義をないがしろにしたと訴えてきたのに対し、トランプ氏は、バイデン氏の年齢や健康状態に焦点をあてて批判を繰り返してきました。

討論会でも双方が相手について「大統領にふさわしくない人物だ」という主張を展開するとみられています。

また、インフレや移民政策、人工妊娠中絶など、主要な争点についても主張を戦わせる見通しです。

討論会では候補者の政策や考え方だけでなく、表情やしぐさなども有権者の評価につながることがあり、論戦の行方に大きな関心が集まっています。

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