ウクライナ中部ドニプロペトロウスク州クリビーリフの住宅地で12日午後、ロシア軍によるミサイル攻撃があった。ウクライナ検察当局によると、同日夕時点で9人が死亡し、子ども5人を含む29人が負傷し、現在も捜索活動が続いているという。

 クリビーリフは同州南西部の工業都市でゼレンスキー大統領の故郷として知られ、たびたびロシア軍の攻撃の標的になっている。検察やウクライナ空軍によると、12日未明には同州でドローン(無人機)攻撃があり、民家9棟が被害を受け、13歳の少年を含む3人が負傷した。

 ゼレンスキー氏は12日午後、自身のX(旧ツイッター)に「最新の防空システムは、ウクライナの人々、都市、拠点を最大限に保護することができる。緊急に必要だ」と投稿し、防空支援の必要を訴えた。(ブリュッセル=森岡みづほ)

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