インディーパブリッシャーのDreadXPは、Akabakaによるビジュアルノベル『Sucker for Love: Date to Die For』を2024年4月23日(恐らく日本の24日)に配信する。プラットフォームはPCで、対応言語は英語のみ。

 本作は同作者による『Sucker for Love: First Date』と同コンセプトの新作。日本の恋愛シミュレーションゲームやビジュアルノベルのフォーマットにクトゥルフ神話ネタをブチ込んだ、ホラーコメディ寄りの“ラヴクラフト風デートシム”の第2作になる。

 舞台となるのは、人々が次々と姿を消しているという噂のある“サクラメン町”。主人公のスターダストはとある事情でこの町を訪れるも、カルト教徒たちに追われる身に。

 そこで窮地の策として森の黒山羊こと邪神“Rhok'zan”(元ネタはクトゥルフ神話のシュブ=ニグラス)を呼び出す羽目になり、かくして奇妙な縁によって結ばれてしまったふたり(?)のサバイバルが繰り広げられる……というワケだ。

魔導書の儀式に必要なアイテムや条件を揃えて呪文を唱えよう。
本来であればその魔力で欲望をブーストし、スターダストを虜にするはずだったのだが、諸事情によりスターダストには効かないことがわかって慌てるRhok'zan。かわいいなぁ。

 ゲームとしては日本のアニメのテイストなども取り入れたビジュアルノベルスタイル。しかし室内などの各シーンの360度をぐるっと見渡せるというシステムを採用していたり、ネタ一発ではなくなかなか芸も細かい。

 それだけに英語オンリーなのがやや残念だが、体験版が公開されているので、自分の英語力で遊べそうなものか気になる人はそちらをチェックしてみるといいだろう。

 ただしデモの範囲ではホラー描写がほぼなく、「遊べるぐらいの怖さのレベルかどうか」には役に立たないので注意されたし。Steamの製品ページではホラー要素はないと書かれているものの、公開されている映像にはジャンプスケアっぽいシーンがいくつかある。

日本のアニメのタイトルっぽい演出。(ただし直訳だしダブルミーニングとかは無視されている)
どうも地元民の目が怪しい……。
2Dビジュアルノベルの体裁なのだが、各部屋などは360度をぐるっと見渡せるシステムを採用。扉を開けると隣の部屋に移れる。

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