横田製作所が9日発表した2024年3月期の単独決算は、税引き利益が前の期比62%増の2億7000万円だった。水族館や上下水道といった官公庁向けのパイプの受注が好調だった。価格引き上げ効果もあり、営業利益とともに過去最高となった。

売上高は15%増の20億円、営業利益は45%増の3億6000万円だった。官公庁向けパイプに加えて、半導体工場の排水に使うバルブも好調だった。

同日、25年3月期の税引き利益が前期比15%減の2億3000万円になる見通しだと発表した。売上高は値上げ効果もあり2%増の21億円を見込むが、鉄やステンレスといった原材料費の値上がりで営業利益は10%減の3億3000万円を見込む。パイプ製造に欠かせないモーターや液漏れ防止の工業用シールの価格も上昇しているという。配当は年間50円で据え置く。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。